楽天第３の球団マスコット カラスコ人気沸騰（河北新報）

東北楽天ゴールデンイーグルスの第３の球団マスコット「Ｍｒ．カラスコ」が、ファンの心を“ワシづかみ”にしている。新発売された黒い関連グッズの売れ行きは、飛ぶ鳥を落とす勢い。クリムゾンレッド（えんじ色）で埋め尽くされるはずの球場が、カラスコカラーに席巻されそうだ。

　９日に発売されたグッズは、カラスコが描かれた黒のＴシャツ、タオルなど１３点。以前からあったユニホーム、帽子、リストバンドを合わせ関連商品は一気に１６点に増えた。
　フルキャストスタジアム宮城（仙台市宮城野区）の球団公式ショップでは、初日にハンドタオルなど３点が完売。ユニホームとＴシャツは、市内にある別のショップでも品薄で、店員は「大半のお客さんが１点はカラスコグッズを買っていく」と人気の高さに驚く。

　グラウンドをオートバイで走り回る姿など、「型にはまらないのがいい」と若林区の会社員佐藤浩行さん（３７）。お目当てのＴシャツは買えず、「残念です」とがっかりしていた。
　帽子とユニホームを購入した青葉区の公務員池辺由加里さん（３５）は「世の中、いい子ばかりでも…」と“正規”のマスコット・クラッチらをいじめる悪役ぶりにぞっこんだ。「時には球場などでごみも拾ういいヤツ」と目を細める。

　カラスコはショップの売り上げ増にも貢献している。ただ、球団関係者は「えんじ色を身に着けて球場へ」と観客に呼び掛けているとあって、増殖する黒い勢力に「痛しかゆし」と本音も漏らす。

元々「えんじ色」はミキティ色が強いので、むしろ黒の方が良かったりして（大汗